インタビュー
先生の得意分野は
様々な治療を高いレベルで行えるよう経験を積んできましたが、例えばインプラント治療に関しては、実は当院の院長が私の父親なのですが、1990年代の後半からインプラント治療に取り組んできた経緯があり、非常に高い技術と経験を持った歯科医師だと思っています。その院長が初めてインプラントを埋入した患者様のインプラントは、15年以上経過した段階でも問題なく機能しています。そして私自身インプラント治療の経験を多く積んでおり、院長だけでなく、別の先生にも師事して技術レベルや知識レベルのアップデートをはかり続けています。
インプラント治療は得意分野なのですね
そうですね。しかし、そもそもインプラントを入れずに済むように「予防」に注力しています。不幸にも抜歯となってしまった場合、その多くが歯周病が原因で歯を失っています。歯周病では歯を支える骨である歯槽骨が溶かされてしまうため、ゆっくり悪化していき、最終的には歯を失ってしまうことになります。またむし歯の再治療を繰り返している場合にも最終的には抜歯となってしまうケースが多いです。そのため、患者様には来院のたびに予防の重要性をお伝えしています。こういった取り組みがあって、長年通われている方のほとんどは定期メインテナンス、クリーニングや検診の方となっています。
予防を大切に考えられているのですね
そうですね。実際のところ、日本人の8割は歯周病といわれていますから、当院にも来院してはじめて歯周病が進行していることに気付くといった患者様も少なくありません。歯周病になっている場合には、それ以上に悪化させてしまわないためにも治療を開始する必要があります。そして歯周病は再発もしやすいため、治療終了後は、そのまま定期メインテナンスに移行し、年に3回程度、メインテナンスで来院いただくことをおすすめしています。欧米ではメインテナンス受診率が高く「悪くならないために歯科医院に通う」という感覚なのに対し、日本では「悪くなったから歯科医院に行く」というケースがまだまだ多い現状があります。
その他特徴的な事はありますか
これまでの歯科界では、「説明」や「同意」が重要視されておらず、「歯科医師からの一方通行的な診療」になりがちでした。奥村歯科医院では開業35年の経験をふまえ、これからの時代に沿った、十分なコミュニケーションをベースとした「協力型の診療」を心掛けています。皆様の状態・ご希望をふまえ、最適な治療計画を立案し、最良のお口の状態を保持していけるよう患者様と一緒になって取り組んでいます。また、『MI(ミニマル・インターベンション)= 最小限の侵襲』という概念にのっとった治療を行っています。具体的に歯科治療で例えると、「初期のむし歯の再石灰化を促進する」「修復時、最小限の歯質の除去に留める」というものです。歯科治療では歯を削らなければならない場合がありますが、『MI』という概念を常に念頭に置きながら治療に取り組んでいます。
最後に一言お願い致します
究極の『MI』は、処置をしないこと、すなわち、むし歯にならないことです。つまり『予防は究極のMI』といえます。痛みなど症状が出てからの治療では、神経を抜いたり、もっと進むと歯自体を抜かなければならないこともあります。今までの歯科医院は『歯が痛くなってから行くところ』でした。これからは『むし歯や歯周病などの病気を予防するために積極的に利用するところ』に変わっていく時代です。私たちは従来の『治す治療』はもちろんのこと、『防ぐ治療』にも注力しています。健康な歯を維持するためにも、まずはお口の中のチェックでもご来院ください。
医院情報
医院名 | 奥村歯科医院 |
副院長 | 奥村 曜 |
略歴など | 日本歯科大学 卒業 |
所在地 | 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-20 大和ビル2F |
アクセス | JR飯田橋駅東口 徒歩3分 地下鉄飯田橋駅 B1出口 徒歩1分 / C1出口 隣 みずほ銀行ななめ向い |
診療時間 | 月・火・金曜日 10:00-13:00 / 14:30-22:00 水曜日 10:00-13:00 / 14:30-19:00 土・日曜日 10:00-13:00 / 14:00-16:00 |
休診日 | 木・祝祭日 |
オフィシャルサイト | https://okumuradental.net/ |
電話番号 | 03-3267-3455 |